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机上の戯言小説が趣味な管理人のブログです。
2009.04.22 Wednesday
SSバトル企画、参加作品の「告白パラドックス」、のあとがきです。 2008.10.06 Monday
予告いたしていた通り、連載中だった小説、《世界の色、ヒラギのイロ》が完結いたしましたので、あとがきの方を載せさせて頂きます。 えー…… 前回連載終了時、本作にはよく、 「テーマを貫き通す小説ですね」 という感想、メッセージが寄せられておりました。 まあ、私自身そのつもりで書いていたので、非常にありがたいお言葉ではあったのですが、今回本作を再連載するに当たり、私自身、新たに執筆することになった第七章は少しテーマから離れてみようかな、と考えておりました。 前回完結させたさい、私が本作に持って望んだ目標は作品のテーマをハッキリさせる、というものでした。ですので必然、今回も第六章――第六章はそうでもなかったですが……――まではそのような内容になっておりました。 ですが。 今回に関しては、一度終えた目標――といっても、まだまだ未熟なのですが――をもう一度繰り返すのはどうかと思い、第七章に関してはテーマから少し外れた内容になりました。 勿論、物語り全体のテーマは変わらず、第七章でもそれを忘れないように執筆したつもりです。 本作のテーマというのは……まあ、これは読者の皆様にご推察をお任せします。私自身としては、最も大きなテーマは前回から本作にあったもの、そして今回少しサブテーマとして付け加えた事もあります。プロローグの再執筆、及び途中文章の改正や補足、これらはそのサブテーマの為です。 さてさて。 作者の反省文的な内容はこの辺にして、物語の中身に触れましょう。 本作は破天荒な美少女、天羽ヒラギを中心とした、ほのぼの学園ファンタジーです。 私自身、書き始めた頃は気分やノリで執筆をしていました。 登場人物には皆、私なりに個性を持たせたつもりです。 気に入ってるのは棺木ですね。実は彼の台詞、作中でもかなりの文字数を記録しております。 物語について語りますと、正直このような形のエンドは前回完結時には考えていませんでした。 基本的に、私はハッピーエンド至上主義ですので……。 それでは何故、このような形のエンドになってしまったかと言いますと……実は私にも解らなかったりします。 ただ物語を組み立てていく上で、最後の最後まで結末には迷いました。 あのままヒラギと主人公の日常を続けていくべきか、はたまた区切りをつけるべきか……。 結果は、皆さんのご存知の通りです。 とはいえ、一応薄っすらとですが、本作の続編なども頭にはあります。 このような形式の物語は、続編というのが比較的書きやすいと思いますし。 ……といっても、薄っすらとですから可能性は低いと思われますが。 そんなこんなを言っておりますが、兎にも角にも本作は完結いたしました。 今後、この物語が私の執筆生活にどのような影響を与えるかはわかりませんが、この経験を活かし、読者の方にはより楽しんでいただける物語を書いていきたいと思います。 今日まで《世界の色、ヒラギのイロ》を支えてくださった皆様、まことに有難うございました。 どうあれ、連載は読者の方に支えてもらってこそです。 皆さんに支えられ、今日まで連載を続けられました。 次回作がいつになるやら、どんな話になるやらは解りませんが、是非また皆様に拝見頂ける事を願いつつ、今回はここまでとさせていただきます。 それでは、また。 /世界の色、ヒラギのイロ_あとがき・了 |